★2017年3月24日(土)~25日(日)開催
~いちのせき暮らし体験ツアー~本気です。跡継いで下さい~

無事終了しました👏👏👏今回は全員関東からの参加者さんでした。
まずは、一ノ関駅でお出迎え!晴れのポカポカ天気良かった良かった。なぜか、先月移住した方のお見送りもあったりして・・
オリエンテーション会場へは、20分ほどの道のり。軽くスタッフ紹介とツアーの趣旨などを説明しながら会場へ。川崎町の市民センターにて、改めてのご挨拶と、一関市職員から一関市の紹介などのオリエンテーション。
今回の舞台「藤沢町」へ移動。昼食までちょっと時間がありましたので、合併前に作られた、通年営業の温水プールや、OEMで、凄い製品作ってる、ニット工場などをちら見・・・
そして、後継ぎ探しの 一発目の訪問先「カフェライズ」へ到着。昼食を食べながらの、参加者さん達との情報交換。移動手段の話も多く「自家用車所有必須」と言う話になると、当然の質問「雪道は滑るんですよね??」とくれば「もちろん滑ります。よく田んぼに車が落ちてます。」と正直に答えると当然怖がります。
食事後は、オーナーに現在の状況などを聞きながら、地方でのカフェ経営の難しさを痛感。
午後は、本丸だった(過去形)豆腐屋さんへ(しかもあと継いだ方)へ、「事業継承後の今!」を見学へ。
「深萱の昔豆腐工房」から~~~の「リカちゃん工房の昔とうふ」私は新しい工房へ行くのは初めてでしたが、見慣れた機械が多数。そうです、実は深萱時代、何度か通って実は豆腐作り勉強したんです。体験交えた見学でしたが、バス運転手な私、オーナーの千田さんの作業を手際良くフォロー、豆乳の試飲や、おからの試食etc・・・参加者さん???出来上がった豆腐は、夜のおかずへ・・・
交流会は農家民宿「歓楽楼」さん。翌日の訪問するお菓子屋さんの店主の方と、豆腐屋さんの前オーナーの方を交えての、交流会という名の「宴会」
翌朝は、歓楽楼さんの「どぶろく工房」見学、試飲をしつつ、清酒と濁酒の違いを聞きながら、苦労話や楽しさなどを聞きました。オーナーさんからは「おらいも跡継ぎいねがら、やりてばおせっつぉ」的な話も・・・。
そしてメインイベント「吉禎菓子舗」さんへ到着!そこには昭和がある!主力商品は100年続く「藤まんじゅう」ん?100年?昭和が63年平成が今年30年足すと93。お~~~大正時代からだ!こちらでは、ずんだ大福の制作現場を見学。ご夫婦で手際よく作っていく姿を見せていだきました。年季の入った使うのに対話が必要なオーブンなどもあり、ほのぼのだけど体力勝負の作業を見せていただきました。個人的には今は使ってない「かまど」が非常に気になったりして・・・
最後は猊鼻渓舟下り、船下った後に、「船頭になるには」のお話。修行は基本的には3年で、体力の他に歌も歌わなければならない大変な仕事ではあるが、お客様に喜んでもらえるやりがいがある仕事というお話をお聞きしました。
その後、一ノ関駅にお送りして、全行程無事終了となりました。
これを書くと怒られるかもしれませんが、今回のツアーで訪問した場所は、ほとんど「個人経営で薄利です」なので「跡継ぎ」がなかなか見つからないのです。その仕事だけで移住してきて生活するのは難しいかもしれません。事実として訪問先では苦労話がほとんどでした。しかしながら、長く続いてきた味を消したくない。地元の人が必要としているから誰かに続けて欲しい。理由はいろいろですが、全てその土地の文化です。今回、その文化を守りつつ生活出来る方法は見つけられませんでした。全国的にその土地の文化が消えようとしてるところは無数にあると思います。
難しいのは間違いないですが、その土地の文化を守りつつ生活できる収入を得られる方法を考える必要があると感じたツアーでした。