★H29.6.23/第11回開催~栗原~
今回のツアーは地元一関から出てちょっとお隣のまち『栗原市』で工場見学をして来ました。回を重ねるごとに平均年齢も上がっているなか、今回のツアーではめでたく70歳を超えました~!
最初に『萩野酒造』さんへ。杜氏さんの大手醸造会社さんとの違いや、東日本大震災の復活のお話を聞き、なんと有壁本陣まで案内して頂きました。お酒の購入は少し離れた有壁駅前の北海道屋商店さんでのお買物・・・ですが、はいっ!ここで恒例の自由行動ならぬ自分行動の開始です・・・バスをちょっと離れたところに停めた関係で「元気な方は歩いて行って下さ~い。自身ない方&面倒な方はバスをもって来ますので、降りた場所で待ってて下さ~い」と伝えたところバス乗車希望は2名・・・ところがバスをもって行ったところ1名しかおりません・・
周囲を見わたしても見当たりません・・・いません・・・そうなんです。いつものことなんです。気分は変わるものです。ちゃ~んと有壁駅前の酒屋さんにいました・・・。絶対あの杖ダミーだ・・・と思うスタッフでした。
次に『金成歴史民俗資料館』へ。明治時代後半、中廊下の学校は許可されなかったらしいのですが、明治なこの建物、何故か中廊下がある・・・政治の力か?間違えたか?謎は深まるばかり・・・いやいや中廊下が許されていた明治20年に建てたものを43年に移築したそうです。とても勉強になりました。そして、明治の雰囲気を満喫し明治な建物を堪能しました。ここの資料館は月火水・週休3日ですので、ご来館にはご注意下さいませ。
昼食は『食事処むらかみ』で切り干し大根、煮物、蒸し野菜、お造り、岩魚の天ぷら、茶碗蒸し、などなどを少量で品数豊富に出していただきました。中高年の皆様には、この「少しずつ色々」が重要なのです。温かいものは温かく、冷たいものは冷たく出して頂き、どれも美味しく頂きました。毎回、この昼食会場を探すのが大変な中、今回は地元の方にご協力を頂きまして「むらかみ」さんで頂く事ができました。
午後の部の最初は『若柳地織はたや』さんへ。車の「トヨタ」の創設者、豊田佐吉翁が発明した「豊田式鉄製小幅動力織機(Y式)」と言われても正直どんなものだか分からないと思いますが、分かりやすく言うと明治時代に日本人が発明した機織り機が、現在も現役で動いているという凄い工場なのです。現在では、はたやさん1社だけが伝統の技術・技法を継承し、宮城県知事指定伝統工芸品に指定されている貴重な綿織物なのです。ただ、この機械、壊れても当然もう部品がありません・・・しかし、そこはトヨタです。「この機械は残さにゃならん!」ということで部品が壊れたらトヨタで作ってくれるそうです。ある意味、永久保証なんですね・・・さすがです!!
当然、化学繊維の進出で売上は低迷したこともあったとのこと・・・暑いシンガポールでの催事に出店する機会があり、周囲の反対を押し切り持っていったのは「どんぶく」つまり「綿入り半纏」それが大反響し完売!!になったそうです。そうなんです。催事にいらっしゃる方は地元の方より、観光客なんです。暑いところには寒いところの人が多く来るから売れるはず!!大成功です。とおっしゃっていました。さすがです!!
そして最後に『産直くりでん』へ。ここでは自由行動にして、産直でお買物を楽しむ方もいれば、クドカン実家に行く方、近くの平野神社に行く方など皆さん自由行動を楽しんでいました。自由!が好きな方々なので・・・
今回も天候に恵まれ参加者の皆様には大変喜んで頂けたと思います。昭和の最後の方、すでにお姉~さんでは無くなってた方々の購買意欲はすごいもので、自分では飲まないお酒の大量購入や、はたやさんでは高額商品もあり「持ってきたお金じゃ買えない」の声に対し「貸すから買ってがい」という会話・・・私が見てた限りでも栗原市に??万円は落ちたことでしょう・・・
回を重ねるごとに参加者さんの平均年齢も上がり、珍道中もあり、そして何より皆さんが生き生きと楽しそうにツアーに参加して頂いている事を嬉しく思います。そして毎回、元気な姿を見れるのをひそかに楽しみにしているスタッフなのでした・・・。