H28.11.22/第8回開催~千厩町~
そんなわけで、どんなわけで、そういうわけで、「田舎の工場見学・千厩」無事終了しました。
告知&募集期間が激遅だったため、満員御礼!とは行きませんでしたが、今回も多数の方に参加していただきました。
今回は千厩町にメッチャ詳しいガイド付きでの催行その方はもちろん、昆野 洋子さん。千厩町で合流後バスに乗り込むと同時にもちろん「全開」でお話スタート!運転手の私に「マイクは無いの?」との問い。私は「昆野さんにマイクは必要ありません!」とお答えしスタートとなりました。ご本人も「声と態度はデカイ」と言ってました(笑)ゞ最初は「千厩マランツ」さん。こちらは、電子機器の基板を作ってるすぐ隣のブースでしいたけを栽培してるという不思議な工場。虫眼鏡使ってしか見えないような小さな部品をお利口さんな機械がせっせと基板にくっつけてました。いたずらしたい衝動にかられながらの見学!禁酒、禁煙よりつらいかも・・・で、その隣のしいたけブースに移動。ここでは先にビニール袋に「おがくず」と「菌」が入った謎の物体を見学しその後、ビニール袋から出された謎の物体から実際に椎茸が生えてる姿を見学。よく分かりませんが椎茸が実際に生えてる姿を見て納得。クラシックを聞かせて栽培すると肉厚になるらしいが、科学的根拠は解明されていないらしく、担当の方も「肉厚になったと信じてやってます」との事。そのアバウトさに一気に千厩マランツファンになりました。椎茸特設直売所?も設けられ、ガイドさん売り子に変身!売るは売るは、参加者の皆さんも殆どの方が50年以上前は女の赤ちゃん達なので買うは買うは!!売上に貢献できて何よりです。次は、酒のくら交流施設で昼食&見学。大昔のバブリーな民家の座敷で 籠目製麺さんの桑うどんを堪能して、保存施設になった経緯や裏話などを聞きながら見学しました。午後からは二班に分かれ、夫婦石(いわ)、千印社(はんこ屋さん)佐々木製籠店(竹籠屋さん)の見学。11/22は良い夫婦の日ということで、ガイドさん本領発揮で夫婦石をわかりやすい説明で案内してくださいました。どうやらこの岩は「東洋一」らしいです。千印社さん。こちらでは一級印章彫刻技能士の千葉寿幸さんにハンコの歴史や作り方などを詳しく解説して頂き、マニアックな古印体の辞書を見せていただいたりしました。印鑑を作るに際しもっとも重要なのは「印稿の作成」つまり、原稿です。確かにこれをきちんとしないと、彫る技術があっても出来るわけ無いですよね~~ということで改めて納得。印鑑を作る技術も後世に残したい技術の一つです。最後に佐々木製籠店さん。こちらはまさに「竹で籠を作リ売るお店」大きい籠や、ザルなどが多数。竹を割るとこから制作。竹を編んできれいな曲線を出せる技術は素晴らしい!!言わなくても分かると思いますが、現在はプラスチック製の格安なものが主流であまり売れないとのこと。後継者もいらっしゃらず「自分の代で終わりかな~~」と少し寂しげでした。確かにその昔の技術系の仕事は、丁稚奉公で、寝る場所と食事だけで技術を学んだものだが、今の時代そんなことをしたら労働基準うんちゃらで・・・になってしまうので正直若手の後継者は難しい現実です。こちらもこれからも残していきたい技術なのですが・・・

今回は小春日和の中開催でき参加者の皆さん楽しんでいただけたと思います。殆どがリピーターさんで参加者さん同士も和気あいあい。中でも嬉しかったことは、今回3回目の参加の女性の方が1回目は杖をついての参加でしたが、今回はなんと杖なし。更にはバスの乗り降りもスムーズ。その方の娘さんが言うには「バスツアーに参加するようになってから自分で元気に歩けるようになった」との事。嬉しい限りです!!