保 岩手県副知事 花泉視察
ちょっと前の話、8/8 「保 和衛 岩手県副知事」が、別件の一関公務の後に一関市川崎の「古民家 薄衣」花泉町「磐乃井酒造」「三協金属」を見学するとのことで、同行してきました。
1年以上前から「まもなくオープンする!」と言いつつ未だオープンしない「一関の サグラダ・ファミリア 」といわれる「古民家 薄衣」オーナー千葉さんが築年不明の物件を、思いっきりリノベした、いや、リノベし続けている民泊施設を見学。オリジナルを大切にしてリノベしているという話を 琉球畳の上で聞きながら、檜風呂、IH調理器、蓋は自動で開かないトイレなどを見学しました。個人的には「五右衛門風呂」「かまど」「沢水引いて天然水洗トイレにガサチリ」をやってほしかったが時代の流れに合わせてしまったらしい・・・
次は、一関と合併後若干忘れられている感がある「一関市花泉町」へ!
花泉の最初は「磐乃井酒造」。両磐酒造さんが平泉にいってしまったので、一関市には3件の酒蔵があるのですが、実際に醸造しているのは実は磐乃井さんだけなのです。社長さんのインバウンド客の来場の状況や、働き方改革の酒蔵への影響などを話を聞きながら見学しました。保さんは岩手県工業技術センターの日本酒に関わったことがあるようで、社長さんと何をいっているかわからない専門用語で会話しておりました。
「酒飲み旅」の弊社ですが日本酒に詳しいわけではないのです・・・学ばねば!と少し反省!しつつ、飲むのを優先!し続けるような・・・そして「酒飲み旅」は、磐乃井さんに支えられていることもここでご報告しておきます。
磐乃井さんは予約は必要であるものの、いつでも快く見学を受け入れていただけますし、立派な試飲コーナーもあります。通年醸造ではいのでご迷惑がかからない程度で酒造りをしている季節の見学をおすすめします。
まるくオススメのお酒は「百磐 黄色」です。買えるお店は限られてますのでご注意下さい。一ノ関駅ちょっと近くの「リカーショップ コンノ」ではお求めになれます。
最後は「三協金属」さん。いっつも元気全開の小岩社長(女性)さんの案内で見学予定!鋳物といえば、盛岡、江刺ですが、花泉にも立派な工場があるんです!とはいえ、到着するも不在!ん?と思い電話すると「あと2~3分で到着します」とのこと。待っていると、2トントラックで登場!こういうの大好き!町工場の女社長はこうでないと!
ということで見学開始、15年前まではコークスで鉄を溶かしていたが現在は電気であること、健康問題を考え天然素材を使った原料や材料を使っていることなどを聞きつつ、タイミング悪く注湯が終わったばかりだったので、炉と注湯機の使用後を見せていただきました。
保さんの見学後社長さん「大事なこというの忘れた」というのでこの場で皆さんにはお伝えしておきます。詳しくはリンク先で読んでいただきたいのですが、フィンランドのデザイナーさんとコラボした商品も作っているのです。
https://www.iwatemo.com/jp/craftsmen/
https://www.newshonyaku.com/11447/
最後に、良い悪いは別として、観光含めの商工業、どうしても表に出るのが上手な企業が目立ちます。しかしながらそういうことが苦手なところでも良い仕事をしているところは無限にあります。SNSの全盛期の今でも使えない企業方や、活用しきれない方も多くいらっしゃいます。失礼な言い方になるかもしれませんが、情報発信が苦手。行政にアピールするのが苦手。そういうところなどを副知事に見て頂ける機会があったのは非常に嬉しく思います。
弊社も表舞台にあまりでない企業さんのご協力でこれからも新しい観光素材を探し続けたいと思います。